肩こり(頚肩腕症候群)
肩こりとは|首や肩の痛みの正体
肩こりは正式な病名ではなく、医学的には頚肩腕症候群や頚肩部筋肉痛などと呼ばれます。
「肩」こりという名前ではありますが、実際には肩ではなく首の異常が原因となっているケースがほとんどです。
「肩が重くて仕事や家事に集中できない」
「首から肩にかけてパンパンに張っている」
など、肩こりは多くの方が抱える身近な不調です。
しかし、「たかが肩こり」と放置していると、頭痛やめまい、腕の痺れなどに繋がることもあります。
当院では、整形外科専門医による医学的な根拠に基づいた診断と治療で、肩こりの根本改善を目指します。
肩こりの主な原因
肩こりは、首から背中にかけて広がる僧帽筋などの筋肉が緊張し、血流が滞ることで起こります。
主な要因には以下のようなものがあります。
| 長時間のデスクワーク・スマホ操作 | 姿勢が前かがみ(猫背・ストレートネック)になり、頭の重み(約5〜6kg:体重の1/10程度)が頸椎や肩の筋肉に過度な負担をかけます。 |
|---|---|
| 運動不足・筋力低下 | 肩周囲の筋肉を使わないことで血行が悪くなり、疲労物質が蓄積しやすくなります。 |
| 冷えや精神的ストレス | 自律神経が乱れて血管が収縮し、筋肉が硬くなります。 |
整形外科を受診すべき理由(痛みの裏に潜む疾患)
「ただの肩こり」と思っていても、実際には関節や骨、神経の病気が隠れているケースが少なくありません。
| 頸椎疾患 (頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアなど) |
首の骨やクッション(椎間板)に変形が生じ、神経を圧迫して肩こりや腕・手の痺れを引き起こします。 |
|---|---|
| 四十肩・五十肩 (肩関節周囲炎) |
肩の関節自体に炎症が起き、腕が上がらなくなったり、夜間に激痛が走ったりします(狭義の肩こりとは異なります)。 |
※胸の圧迫感や息切れを伴う左肩の痛みは、心臓疾患(狭心症や心筋梗塞など)の可能性もあります。急激な痛みや異変を感じた場合は、すぐに医療機関を受診してください。
当院での診断と治療法
当院では、整形外科専門医による診察の上で、レントゲン検査や触診を行い、骨や神経に異常がないかを評価した上で治療を進めます。
| 治療法 | 内容・目的 |
|---|---|
| 薬物療法 | 湿布の処方のほか、筋肉の緊張をほぐす筋緊張緩和剤や消炎鎮痛剤で痛みのスパイラルを断ち切ります。 |
| ブロック注射 | トリガーポイントブロック注射による除痛を行います(原因部位の特定に用いることもあります)。 |
| 物理療法 | 温熱療法や電気刺激療法を用いて深部の血行を促進し、筋肉のコリを和らげます。 |
| 手術治療(連携) | 患者さんの症状次第では速やかな手術的加療が必要な場合もあります。その場合には連携病院の専門外来を受診できるように手配いたします。 |
ご家庭でできる予防・セルフケア
| 姿勢の意識 | パソコン作業時は画面の高さを目線に合わせ、1時間に1回は肩を回したり立ち上がったりして姿勢を変えましょう。 |
|---|---|
| 肩甲骨のストレッチ | 両肘を曲げて肩より高く上げ、息を吐きながら後ろに引き寄せる運動が効果的です。 |
| 入浴 | シャワーで済ませず、ぬるめのお湯にゆったり浸かって全身の血行を良くしましょう。 |
肩こりは適切な診断と初期対応で大きく改善する症状ですが、急性期と慢性期で治療法が大きく異なります。上記の治療法やセルフケアも実施する時期を間違えると逆効果になってしまうことも少なくありません。
強弱にかかわらず肩こりや首の痛みは我慢せず江川整形外科形成外科へご相談ください
肩こりは初期の適切な処置によって回復までの経過が大きく変わります。
当院では、レントゲン検査などを実施して重大な骨疾患がないかを確認した上で、痛みを緩和する内服薬・外用薬などの処方、ストレッチや姿勢の改善などの日常生活動作の指導を行っています。
必要に応じてトリガーポイントブロック注射をお勧めしたり、MRI等の精密検査(連携医療機関での実施)もご案内いたします。
当院の院長は整形外科専門医および日本骨粗鬆症学会認定医の資格を有しており、肩こりに限らず、急性の外傷や腰痛はもちろん、慢性的な関節痛、しびれ、骨粗鬆症の検査・治療、ぎっくり腰、四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)、膝痛など、運動器疾患全般の診療に対応しております。
当院は阪急電鉄「大阪梅田駅」、大阪メトロ御堂筋線「梅田駅」、JR「大阪駅」、大阪メトロ谷町線「東梅田駅」、阪神電鉄「大阪梅田駅」から徒歩数分の立地にございます。大阪メトロ四つ橋線「西梅田駅」やJR「北新地駅」からも地下道やアーケードを経由して、雨天でも濡れずに快適にお越しいただけます。
また、大阪府済生会中津病院、北野病院、行岡病院、大阪中央病院、住友病院、関西電力病院、JCHO大阪病院、大阪整形外科病院などのほか、大阪公立大学医学部附属病院、大阪大学医学部附属病院、兵庫医科大学病院などの高度医療機関とも緊密な病診連携体制を整えております。精密検査や専門外来、手術が必要な際もスムーズにご紹介可能ですので、肩こりでお困りの際は安心してご来院ください。
